「iPadは64GBで大学生活に足りる？」と悩んでいませんか。
ノートやPDF閲覧だけなら64GBでも使えますが、
実際はOSやアプリの大型化で容量不足に陥りやすく、
数年使う学生には心もとないのが現状です。
しかも今は128GBが最小ストレージになりつつあり、価格差もわずか。
長く快適に使いたい学生ほど、中古の64GBより新品128GBを選ぶ方が後悔しません。
この記事では、その理由と最適な容量選びをわかりやすく解説します。
結論：64GBは用途次第で足りるが、今から買うなら128GBが最適
大学生がiPadを使う場合、64GBで十分かどうかは 用途によって大きく変わります。
授業ノート作成、PDF閲覧、軽めの勉強アプリが中心なら、
64GBでも「使えないわけではありません」。
クラウドや外部ストレージを併用すれば、
容量不足をある程度カバーすることもできます。
しかし、2025年現在の基準で見ると、64GBは実質かなり余裕がありません。
OSの容量増加、授業動画・課題データの大型化、学習アプリの高機能化などにより、学生の利用環境は年々“容量を使う方向”に進んでいます。
さらに重要なのは、
今のiPadは最小ストレージが128GBに移行しつつあり、価格差も小さい
という点。
そのため、長期利用を前提にするなら「中古の64GBを安く買う」よりも、新品の128GBを選んだ方が結果的に後悔しにくくコスパも良いというのが現実的な結論です。
ノート中心の学生でも、実際の満足度を考えると 128GBのほうが安心して使い続けられるでしょう。
大学生がよく使うアプリの容量はどれくらい？
それぞれの容量目安を知っておくと、64GBで足りるかどうかの判断がしやすくなります。
授業・ノートアプリ
- GoodNotes / Notability：
ノート1冊あたり数MB〜100MB程度。図や写真を多く使うと容量が増えます。 - PDF資料：
1科目分で50〜300MB程度。講義資料を複数科目まとめると意外と容量を消費します。
授業ノートやPDF資料を中心に使う学生であれば、アプリ本体よりも保存するデータ量が容量の大部分を占めます。
クラウド同期や不要ファイルの整理で管理すれば64GBでも十分です。
勉強サポートアプリ
- Kindleや語学学習アプリ：電子書籍1冊で10〜100MB、語学アプリは単語帳のダウンロードで数百MB〜1GB程度。
- 計画管理アプリやポモドーロ系アプリも数十MB程度と軽量。
学習用アプリは比較的容量を圧迫しませんが、複数の電子書籍や教材データをダウンロードすると、合計で数GBになることもあります。
写真・動画
- 写真：1枚2〜5MB、動画：1080pで1分あたり約100〜200MB
- SNS用編集アプリや動画加工アプリ：アプリ自体で数百MB〜1GB＋保存データが追加
旅行やサークル活動、イベントなどで写真・動画を多く撮る場合は、容量消費が一気に増えます。
クラウドや外部ストレージの活用が必須です。
趣味・エンタメ系アプリ
- ゲーム：1GB〜5GB以上、特に人気タイトルは5GB以上のものもある
- 動画編集やデザインアプリ（CapCut・Procreateなど）：アプリだけで1〜2GB＋作成データ
趣味で容量の大きいアプリを複数入れると、64GBではすぐに圧迫される可能性があります。
大学生の平均的な容量消費イメージ
合計すると 最低でも30〜40GBは使用するケースが多い ため、64GBモデルではクラウドや外部ストレージを併用せざるを得ないです。
用途を整理して、どのアプリ・データを本体に置くかを決めることがポイントです。
64GBでも大学生活で余裕を持って使う方法
64GBのiPadでも、使い方次第で大学生活を快適に過ごすことは十分可能です。
ポイントは 容量を効率よく管理すること と クラウド・外部ストレージを活用すること です。
写真・動画はクラウドで管理する
写真や動画を本体にため込みすぎると、すぐに容量がいっぱいになります。
そこで、iCloudやGoogleフォトを使って自動バックアップする方法がおすすめです。
クラウドに保存しておけば、必要なときだけ本体にダウンロードして閲覧でき、容量を大幅に節約できます。
授業用ノートやPDF資料は整理する
授業で使うノートアプリやPDF資料も、本体に無駄に置くと容量を圧迫します。
GoodNotesやNotabilityでは、古いノートをアーカイブに移したり、不要ページを削除したりすることで効率的に管理できます。
PDF資料も圧縮したり、クラウド保存に切り替えたりすることで、数GBの節約が可能です。
大容量アプリは必要なときだけ使う
ゲームや動画編集アプリなど、容量の大きいアプリは、使うときだけインストールする運用が有効です。
特に動画編集や3Dゲームは1アプリで数GB消費することもあります。
作成した動画や画像データはクラウドや外部SSDに保存すれば、本体の容量を圧迫せず、いつでも必要なときに取り出せます。
外部ストレージを活用する
USB-C対応のSSDや大容量USBメモリを使えば、写真・動画・編集データなどを安全に保管できます。
サークル活動や授業で大量の資料を扱う学生は、外部ストレージにまとめて管理しておくと、本体容量を気にせずに作業が可能です。
また、外部ストレージは移動も簡単で、学内外でデータを共有する際にも便利です。
容量管理の習慣をつける
最後に重要なのは、定期的にストレージ使用状況をチェックする習慣です。
不要なファイルや使わなくなったアプリは削除し、「本体には必要最低限だけ置く」というルールを作ることで、64GBでも快適に運用できます。
さらに、週に1回クラウドへのバックアップや整理を行うと、容量不足で焦ることがほとんどなくなります。
64GBでは厳しい大学生のケース
大学生活で64GBのiPadが手狭に感じるケースは、主に 高容量を必要とする作業やデータの多いライフスタイル に当てはまる学生です。
授業やノート中心の学生であれば問題ありませんが、以下のような場合は注意が必要です。
動画編集やデザイン系の専攻
動画制作やグラフィックデザインを学ぶ学生は、1つのプロジェクトだけで数GB単位の容量を使うことがあります。
複数の動画編集や画像加工データを保存する場合、64GBではすぐに限界に達してしまいます。
また、ProcreateやAffinity Designerのようなアプリも、高解像度のデータを扱うと容量消費が激しいため、余裕を持ったモデルを選ぶ方が安心です。
写真・動画を大量に撮る学生
サークル活動や部活、旅行などで頻繁に写真や動画を撮影する学生も、64GBでは容量不足になりやすいです。
例えば、1年間で撮影する動画や写真が数十GBに達する場合、本体にすべて保存するのは現実的ではありません。
クラウド管理や外部ストレージを使う工夫が必須になります。
大容量ゲームや趣味アプリを多用する学生
原神、ウマ娘、PUBGなどの大容量ゲームアプリを複数インストールしたい場合も、64GBではすぐに空き容量がなくなります。
また、音楽制作や動画編集など趣味アプリを複数使う学生も、64GBではストレージのやりくりが常に必要になるでしょう。
モデル選び：容量以外に見るべきポイント
iPadを選ぶ際、容量だけで判断してしまうと後で不便を感じることがあります。大学生活では、容量以外にもいくつか重要なポイントがあります。
画面サイズ・持ち運びやすさ
授業やカフェでの勉強、移動中のノート閲覧など、iPadをどのように使うかによって画面サイズの選択は重要です。
大きい画面は動画編集や資料作成に便利ですが、持ち運びやすさを考えると軽量の小型モデルの方が使いやすい場合もあります。
学生は自分のライフスタイルに合わせて、画面サイズと重量のバランスを考えることが大切です。
Apple Pencilやキーボード対応
ノートアプリや手書きメモを多用する場合は、Apple Pencil対応かどうかが重要です。
また、タイピングで資料作成やレポートを多く行う学生は、Smart KeyboardやBluetoothキーボードとの互換性も確認しておくと便利です。
容量が足りても、ペンやキーボードが使えないと授業効率に影響します。
処理性能（チップ・RAM）
アプリやゲームの快適さは容量だけでなく、処理性能にも左右されます。
動画編集やデザインアプリを使う場合は、最新のチップや十分なRAMを備えたモデルを選ぶことで動作がスムーズになり、ストレスなく作業できます。
容量が64GBでも、性能が低いとアプリの読み込みや処理で時間を取られることがあります。
64GBと256GBどっちを選ぶべき？タイプ別で推奨容量を提案
iPadの容量を選ぶとき、迷うのが64GBと256GBのどちらにするかです。容量だけでなく、用途やライフスタイルに合わせて選ぶことが大学生活を快適に過ごすポイントです。
64GBで十分な学生
64GBで十分な人は、主に 授業ノート・PDF資料・軽めの勉強アプリを使う学生 です。
写真や動画を撮ることが少なく、クラウドサービスや外部ストレージを活用してデータ管理ができる学生もこちらに当てはまります。
容量が少ない分、価格が抑えられるため、予算を他の学習用品や周辺機器に回すことも可能です。
256GB(128GB以上)を選んだほうがいい学生
256GB以上の容量が必要になるのは、動画編集・デザイン・写真や動画を大量に撮影する学生、または大容量ゲームや趣味アプリを多用する学生です。
1つの動画編集プロジェクトだけで数GB消費することもあるため、64GBだとすぐに容量不足になります。
将来的にデータ量が増えることを考えると、余裕を持った256GBモデルを選ぶ方が安心です。
選ぶときの判断ポイント
容量だけでなく、用途に合わせて以下を考慮すると後悔しにくくなります。
- データの保存方法（クラウド・外部ストレージ）をどれくらい活用するか
- 趣味や課外活動でどれくらい写真・動画を扱うか
- 将来的に授業や趣味で使うアプリの容量が増える可能性
このように、自分の生活スタイルや使い方を整理してから容量を選ぶことで、64GBでも十分な学生と、256GBを選んだ方が安心な学生を判断できます。
まとめ
iPadの容量は、数字だけで決めず、自分の 用途やライフスタイル を考えることが大切です。
授業ノートやPDF中心なら64GBでも十分ですが、写真・動画や大容量アプリを多く使う場合は256GB以上がおすすめです。
また、画面サイズやApple Pencil対応、処理性能、価格とのバランスも選ぶポイントです。
クラウドや外部ストレージを活用すれば、64GBでも快適に使えます。
結論として、「自分の使い方に合った容量を選び、必要に応じてクラウドや外部ストレージを活用する」 ことが、後悔しないiPad選びのコツです。
